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NEWS

映画『すずめの戸締まり』予告公開

映画『すずめの戸締まり』予告が公開されました。

詳しくは、映画『すずめの戸締まり』公式サイトをご覧下さい。

『言の葉の庭』×ホテルニューオータニ コラボレーション宿泊プラン再販

『言の葉の庭』とコラボレーションした宿泊プラン「Cinematic Stay 言の葉の庭コラボレーションプラン」がホテルニューオータニから期間限定で販売されます。
昨年も実施し3日間で完売した人気のプラン。梅雨時のホテルニューオータニの日本庭園と、『言の葉の庭』をイメージした内装のお部屋やコラボレーションディナーで、映画の世界観に浸るひと時を過ごすことができます。さらに、今年はこの季節にぴったりの爽やかなパティスリーSATSUKI「ピュアメロンゼリー」が特典につくほか、昨年好評だったコラボレーションメニューもパワーアップします。

【期間】
2022年6月1日(水)〜7月31日(日)
※1日限定1室

【料金】
朝食付:1名さま 36,000円~、2名さま 42,000円~
朝食・軽食付:1名さま 39,000円~、2名さま 48,000円~
朝食・夕食付:1名さま 42,000円~、2名さま 54,000円~
朝食・軽食・夕食付 1名さま:45,000円~、2名さま 60,000円~
※料金には、1泊室料、税金・サービス料が含まれます。
※軽食はオリジナルサンドイッチ、夕食はオリジナルオムライスとオリジナルカクテルをルームサービスにて提供。

【問い合わせ先】
ホテルニューオータニ(東京):東京都千代田区紀尾井町4-1
客室予約:Tel.03-3234-5678
※ご予約はWEB限定

Cinematic Stay 言の葉の庭コラボレーションプラン

詳しくはホテルニューオータニ公式サイトをご覧下さい。

映画『すずめの戸締まり』原作小説発売決定

11月11日に公開される新海誠監督最新作 『すずめの戸締まり 』。

その新海監督自らが執筆した原作小説の発売が決定しました。
角川文庫から、映画公開に先駆けた8月24日に発売されます。

また、『すずめの戸締まり』は角川文庫の夏のフェア「カドブン夏フェア2022」とのコラボも決定。
夏フェアの小冊子で小説の試し読みができるほか、プレゼントキャンペーンなども実施されます。

詳しくは、 下記サイトをご確認ください。

[カドブン夏フェス]:https://kadobun.jp/special/natsu-fair/
[小説特設サイト]:https://kadobun.jp/special/suzume-tojimari/

映画『すずめの戸締まり』ポスタービジュアル/公開日/特報映像 解禁

映画『すずめの戸締まり』のヒロイン・鈴芽が初めて描かれたポスタービジュアルが解禁されました。
そして、公開日は2022年11月11日(金)に決定。

『すずめの戸締まり』ポスター

さらに、特報映像も公開されました。



詳しくは、映画『すずめの戸締まり』公式サイトをご確認下さい。

2021年、2022年

 今、僕は『すずめの戸締まり』というアニメーション映画を作っています。
 先日制作発表会見を行わせていただきました。でも実は、本当は会見なんて大袈裟なことはやらずに、じっくり完成させてから「出来ました」とご報告した方がずっと気が楽なのです。それでもああいう場を設けたのは、皆さんに報告したかった気持ちもありますが、なによりも「映画興行」にしたいという思いが個人的にはありました。「今こういう映画を作っています。完成したら劇場でかけてもらえませんか」と、映画を仕事にする人たちに伝えたかったのです。今は配信であらゆる作品を観ることが出来るけれど、劇場にしかない「映画体験」というものはあるだろうし、それはけっこう捨てたものでもないのではと、僕は未だに思っています。

 さて、そういう裏話はともかくとして、今作はとても難産しています。ずいぶん難しい映画を作り始めてしまったんじゃないかと、制作をしながらたびたび思います(作品そのものは楽しいエンタメなのですけれど!)。
 思えば『君の名は。』は、当時までの自分の人生の集大成のようなもので、スタジオでの制作作業はともかくとしても、設計図たる絵コンテではそれほど苦労した記憶はありません(忘れてるだけかもしれないけど)。『天気の子』も、『君の名は。』の結果から導かれるようにして描くべきコンテが見えていたような気がします(忘れてるだけかもしれないけど)。
 飜って今作では、もともと自分の中にはなかったものを描こうとしているのではないか、と時々不安になります。記憶もなくノウハウもなく、暗闇を手掛かりもなく歩き続けているような心持ちがずっと続いています。面白い映画にするための努力はすべて注いでいるつもりではあるけれど、そもそもの資格や能力が自分には足りないのではないかと、気づけばぐずぐずと悩んでしまったりしています。

 ただ一つだけ、慰めがあります。それだけは確かだと分かっていることがあります。
 それは、毎日一文字だけでも、一本の線だけでもいいから、年単位で毎日書き続けてさえいれば、結局は映画は完成するのだということです。書きたくなくても描けなくても、必ず毎日書いて、描き続けること。結局のところ必要なことはそれだけだと、僕は経験的に知っています。20年近くこの仕事を続けてきて映画作りはあまり巧くなってはいないけれど、これだけは知ることが出来ました。

 そんなことを自分に言い聞かせながら机に向かっていたのが、僕のこの一年でした。皆さんはどんなふうに過ごしていらしたのでしょう。お互いに、2022年は今よりも明るい場所を歩けていると良いですよね。『すずめの戸締まり』も楽しみにしていてくださいね。
 皆さま、どうか良いお年をお迎えください!

2021年12月31日 新海誠

2021-2022

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